厚生労働省は、今年9月に公表した「令和6年版 労働経済の分析」(労働経済白書)
をより多くの方にご覧いただくことを目的に、内容を簡潔にまとめた動画版を作成し、
12月2日から公開しています。
労働経済白書を見ていただくと、構造的に多くの業種で労働力不足が継続することが
分かります。
今後は、企業が存続するためにはいかにして労働力を確保するかが、カギになります。
◆労働者が働きやすい環境を整備することと
(長時間労働をなくし、休暇日数増、ハラスメントのない職場、育児・介護との両立など)
◆労働者が納得して、やりがいを持って働ける職場とすること
(役割等級制度、人事評価制度の導入)
◆賃金の上昇についていけるよう労働生産性を高めること
◆高齢者、女性、外国人の雇用を積極的に行うこと
◆労働市場の流動化に対応した人材確保
・・・など様々な課題に取り組むことが求められています。
労働経済白書は、一般経済や雇用、労働時間などの現状や課題について、
統計データを活用して分析する報告書で、今回で75回目の公表となります。
動画版では、「3分で読み解く!令和6年版労働経済白書」をはじめとする
5つのトピックを取り上げ、分かりやすく解説しています。
以下では、各トピックのポイントについてご紹介します。
<動画版「労働経済白書」の構成と概要>
◆ 3分で読み解く!令和6年版労働経済白書(約3分)
労働経済白書では、労働経済の状況等を国民の皆さまにお伝えするため、毎年、
それぞれテーマを決めて分析に取り組んでいます。
今年の労働経済白書では、「人手不足への対応」をテーマに、人手不足の背景、
2010年代以降の人手不足、誰もが活躍できる社会の実現、今後の人手不足への
対応等について分析しました。
◆ 日本はどれくらい人手不足なの?(約3分)
これまでの人手不足や最近の人手不足の状況について紹介しています。
◆ どうする?日本の人手不足-介護分野編-(約2分)
介護分野に関する人手不足への効果的な取り組みについて紹介しています。
◆ どうする?日本の人手不足-小売・サービス分野編-(約3分)
小売・サービス分野に関する人手不足への効果的な取り組みについて紹介していま
す。
◆ 人手不足で給料は上がるの?(約3分)
人手の足りなさ(欠員率)等が賃金の上がりやすさとどれだけ関係しているのか
について分析しています。
動画版「令和6年版 労働経済の分析」(労働経済白書)は以下、厚生労働省ウェブサ
イトからご覧いただけます。
https://www.mhlw.go.jp/wp/hakusyo/roudou/24/24-3.html